直川逆転V 和歌山市小学生バレー会長杯

和歌山市小学生バレーボール連盟(津守貞行会長)の第7回会長杯が26日、和歌山ビッグウエーブで開かれ、1位トーナメントでは直川が逆転優勝を飾った。和歌浦との決勝は、第1セットを失う苦しい展開となったが、エース平田を軸に、粘り強い全員バレーで第2セット、第3セットを連取。要所で決まったサービスエースが、金メダルを引き寄せた。3位は浜宮少女と城北で、2位トーナメントは福島少女、3位トーナメントは貴志南が制した。
しんぽう写真館はこちらから

 ◇1位T・決勝
直川2(18―21、21―13、15―11)1和歌浦

 大会は男子3チーム、女子13チームによる混合で熱戦を繰り広げ、それぞれの予選リーグ順位で決勝トーナメントが行われた(Aゾーンのみ4チームのため1、2位が1位トーナメント進出)。

 1位トーナメント決勝は、6年生6人を擁する直川と5年生主体の和歌浦が激突した。

 和歌浦は開始早々から、エース淡路のスパイクがヒット。直川も平田や仲川のスパイクで反撃したが、終盤のあと一歩が届かず、18―21で第1セットを奪われた。

 第2セットも、立ち上がりで0―3と和歌浦に先手を取られたが、中屋のサービスエースをきっかけに、直川もリズムをつかみ、平田のフェイントで11―11の同点に追い付いた。相手の攻撃を、主将別所を中心に全員で守り、仲川の連続サービスエースなどで18―13とリードを広げた。20―13のセットポイントでは、ダイレクトで帰ってきた相手のレシーブを平田がブロック。フルセットにもつれ込んだ。

 第3セットは淡路のスパイクから和歌浦が先制したが、直川は平田の連続サービスエースで4―3と逆転すると、相手の守りを崩す果敢な攻撃で得点を重ね、14―11で迎えたマッチポイントでも、平田の力強いスパイクが決まり、激戦を締めくくった。

 直川・大塚監督は「全員が力を十分に発揮したチームワークの優勝だ。試合中、声を出すことで勝利をつかんだと思う」と喜びをかみしめた。

 1位トーナメント優勝、準優勝、2位3位トーナメント優勝メンバーは次の皆さん
 《直川》監督=大塚栄男▽主将=別所愛心▽選手=仲川真菜美、平田涼羽、川嶋華恋、坂本陽菜、前奈桜、川嶋凛、中屋ちひろ

 《和歌浦》監督=高田泰男▽主将=淡路水葉▽選手=北嶋柚葉、薮田理子、松本依子、萬川愛、緒方萌、田坂心愛、淡路日真里

 《福島少女》監督=日下部美穂▽主将=竹中恋▽選手=宮本明果、三塩千幸、宇佐美寛美、遠山沙希、引土愛梨

 《貴志南》監督=岡秀信▽主将=臼井千尋▽選手=大谷莉夢、中谷未蘭、川本瑠菜、中島愛梨、中石綾花、川﨑妃菜、小林来彩、小畑遥菜、田中葵、犬塚葵、的羽春茄