準新報賞に梶本さんら11人 和歌山弁俳句・川柳大会

 わかやま新報主催の第24回和歌山弁俳句・川柳大会の選考会が本社で開かれ、応募488人895句の中から準新報賞11人が選ばれた。新報賞はなかった。表彰式は11月21日午後6時を予定している。

 大会は、和歌山弁俳句・川柳づくりを通じてふるさとの言葉の良さを知ってもらおうと開いている。俳句は無季。自由律もOKで、同市を中心に毎年多くの作品が寄せられている。ことしは関東から九州まで広い範囲で応募があった。

 選考会は貴志川俳句会主宰の高瀬昌宣氏、和歌山信愛短期大学准教授の三浦雅樹氏に加え、今回新たに本社記者の須磨伸一があたった。入賞句は次の通り(選票は後日紹介予定)。

 準新報賞(俳句)
お月さん汚さまいかい黒い雲
 岩出市、梶本洋子
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まいっかいわこうなりたい月あかり
 紀の川市、山田眞規子
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会えやんと知っちゃあるけど鏡月
 紀の川市、田村幸子
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もうええわ悩んでやんと前むこら
 信愛女子短大、入江美和
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ちゃがいたべ朝の食卓19の春
 信愛女子短大、伊藤美紀
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夕暮れやいがむ心のおきどころ
 川越市立福原中学、平根凪紗
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かえらしなその一言に恋をする
 県立粉河高校、海田由貴
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 準新報賞(川柳)
欲の皮見えやんようにする化粧
 和歌山市、山根めぐみ
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あっでーいつの間に来たん久しぶり
 紀の川市、矢野美智子
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掃除しななんべん言うても聞いてへん
 和歌山市、井邊キミヨ
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やんちゃぼしうたてい子やな初の孫
 和歌山市、池田みみ子

※一部添削あり