青陵高の閉校前に 来月、同窓会が最後の総会

和歌山市吹上の県立青陵高校の同窓会(井上正太郎会長)は、同校の平成26年度末の閉校を前にした最後の総会を2月23日午後3時から、同市屋形町のルミエール華月殿で開く。同窓会の松浦光次郎事務局長は「一人でも多くの卒業生に参加いただきたい。再びつながりを持つことができれば」と参加を呼び掛けている。

同校は昭和23年に桐蔭高校夜間部として出発し、同29年4月1日から青陵高校として独立。現在、定時制課程は普通科と情報会計科があり、昼間部に242人、夜間部に134人の生徒が通う。平成24年度までに約6100人が卒業した。

同年度に陵雲高校と統合して「きのくに青雲高校」となっており、26年度末には青陵の生徒が全員卒業し、閉校する。

総会は3年に1回開催。松浦事務局長によると、毎回、さまざまな業界で活躍する卒業生約100人が出席するが、引っ越しや結婚などで現住所が不明となり、総会開催の通知を出せない人も大勢いるという。

今回の総会では閉校を機に制作した「桐蔭高等学校定時制・青陵高等学校閉校記念誌」を参加者に配布する予定になっている。

森本清仁校長は「同窓会は在校生にとって無償の〝応援団〟。きのくに青雲高校の生徒を見守ってほしい。活躍する卒業生との交流が深まれば」。

木村清志教頭は「卒業生に青陵の当時の記憶を思い返してもらいたいですね」と話している。

総会への出席希望者は2月7日までに同窓会事務局(℡073・422・5660)へ。会費は3000円。