市民ら100人のハーモニー 岩出で第九合唱

 岩出ロータリークラブ(藤岡昭彦会長)は8日、岩出市の市総合体育館で「第10回きさらぎコンサートWITHみんなで歌おう第九合唱」を開き、会場に集まった約600人の観客を魅了した。

 コンサートは社会奉仕の一環として、市民に身近に音楽を感じてもらおうと毎年実施。今回は10回目の節目を記念し、ベートーベンの交響曲「第九」を合唱した。

 岩出コーラスクラブの他、一般公募で集まった小学1年生から83歳までの市民ら100人以上が出演した。

 出演者は今回の「第九」のために、昨年から計21回の練習を積んできた。本番では関西を中心に多くのオペラに参加する丹埜一樹さんの指揮の下、「シニアアンサンブル神戸」のメンバーによる演奏で美しいハーモニーを奏で、会場からは温かい拍手が送られていた。

 その他、第1部では那賀高校吹奏楽部、第2部ではソリストによるコンサートもあり、中には出演者の演奏に手拍子を送ったり、一緒に口ずさむ観客の姿もあった。