自転車旅の2人、和歌山県庁訪問 ふるさとPR
ふるさとの素晴らしさをPRしようと自転車で全国を旅している、山梨県笛吹市で農業を営む荻野誠亮さん(26)と石川県白山市出身の立命館大学3回生・林龍之介さん(21)の2人が24日、県庁観光振興課を訪れ、両市の魅力をプレゼンテーションした。
2人は自らデザインした法被姿で県庁に到着。荻野さんの法被は笛吹市の名産・モモの色、林さんは雄大な白山が映える青色で、庁内の視線を集めた。
観光振興課で2人は、モモやブドウなど果樹栽培が盛んな笛吹市、豊かな自然や温泉に恵まれた白山市、それぞれの名物、名所、産業などを熱心にPRし、和歌山の観光の現状なども質問。同課の笹村昌宏主事(32)が応じていた。
留学先の中国で2人は知り合い、他国の学生の強い郷土愛に触れ、一緒にふるさとの魅力を発信する活動をしようと決めた。今回の旅は2月5日に沖縄を出発し、九州・四国・中国各県などを通って和歌山入り。県庁を後にし、近畿各府県へと向かった。
荻野さんは「地元のために個人でできることを考えて旅を始めた。多くの人に自分のまちを知ってほしい」。林さんは「訪れたどの地域もいいところがある。それを発信していくことが大切だと思う」と話していた。
2人の旅の様子はブログ(荻野さん=http://ameblo.jp/seisuke-fuefuki-pr/、林さん=http://ameblo.jp/ryu-hakusancity/)で。