男子シングルスは打越選手2冠 春季和歌山県卓球
本町卓球クラブ(小泉警一代表)主催の第56回春季県卓球優勝大会が13日、県立体育館で開かれ、男子団体決勝では芝田クラブAが、スパークスS55を接戦の末3―2で破り前回の雪辱を果たした。同シングルスも芝田クラブの打越史彦選手が制し、2冠を達成した。女子団体は、わかやまTCが、岩出SPC―Aに3―1で快勝。同シングルスはチームなりゆきの山内樺恵選手が優勝した。
小学生から一般のベテラン選手まで、幅広い年齢の選手が集う春季大会には、県内だけでなく、大阪や兵庫からも多くの愛好者が参加。今回から初めて滋賀の八日市クラブも加わった。
競技は男女別団体、シングルスの4種目で、男子団体には53クラブ、シングルスは238人、女子団体には19チーム、シングルス90人が参加。初戦からそれぞれの部門で熱戦を展開した。
男子団体の準決勝では、2連覇を狙ったスパークスS55(前回までスパークス神戸)がピノキオを、芝田クラブAが本町クラブAを共に、3―0のストレートで下し、決勝進出を決めた。これまで数々のドラマを繰り広げてきた決勝でのライバル対決は、芝田クラブAが3―2でスパークスに競り勝った。
芝田クラブA・芝田哲之監督=決勝は最後まで接戦となったが、応援団の声援が後押ししてくれ、一致団結でリベンジできた。
女子団体は準決勝で、前回準優勝の岩出SPC―Aがチームなりゆきを、接戦の末3―2で下し、わかやまTCは3―1で田辺高校Aに快勝した。決勝でも、わかやまTCの勢いは止まらず、岩出SPC―Aを3―1で振り切った。団体優勝メンバーと個人戦の上位入賞は次の通り。
《芝田クラブA》山本富哉、古井矯大、打越史彦、中路富大
《わかやまTC》三浦七実、山形あすか、後藤亜弥、中野亜美
【個人】
《男子》準々決勝=鬼塚啓介(スパークスS55)3―0谷口和洋(ピザ・ダルマリアン)▽三浦幸人(本町クラブ)3―2小山達也(ピノキオ)▽打越史彦3―2柏木伸介(スパークスS55)▽浅里亮太(ピザ・ダルマリアン)3―0山内峻司(楠見クラブ)◇準決勝=鬼塚3―2三浦▽打越○棄権×浅里◇決勝=打越3―1鬼塚
《女子》準々決勝=中野亜美3―0池末奈穂(向陽高)▽山内樺恵(チームなりゆき)3―0後藤田実咲(TANABE)▽中谷紗公良(岩出SPC)3―1後藤亜弥▽山形あすか3―1辻美結(みさとくらぶ岸和田)◇準決勝=山内3―1中野▽中谷3―1山形◇決勝=山内3―0中谷
《小中学生男子》優秀賞=中野孝紀(わかやまTC)三浦隆希(本町クラブ)椎屋佑生人(みさとくらぶ岸和田)西田辰大郎(同)
《同女子》優秀賞=魚津亜珠(岩出SPC)藤原真由(みさとくらぶ岸和田)太田祐衣(日進中)井上鈴(岩出SPC)