海南市議選きょう告示 1人超過の選挙戦へ
任期満了に伴う海南市議選はきょう20日に告示される。定数22に対して現職19人、新人4人の計23人が立候補を予定しており、1人オーバーの選挙戦突入が確定的。一時の無投票ムードや1カ月を切ってからの急な選挙モードで、有権者の関心が高まりきらないまま7日間の舌戦がスタートする。
市議選は平成17年の市町合併後3回目。過去2回は前々回の18年が定数24に対して33人で9人超過、22年の前回は定数22に対して25人で3人超過の激戦が繰り広げられた。
今回は現職3人が不出馬を表明。当初、出馬に動く新人が3人だけだったため無投票ムードが漂ったが、3月25日の立候補予定者説明会に他4陣営が出席。うち1人はその場、あと2人が今月になって出馬を見送る意思を示し、1人が立候補へ準備を進めて1人超過の陣容が固まった。
立候補を予定しているのは現職が議席順に川崎一樹氏(57)=無所属・重根・当選1回=、川口政夫氏(54)=無所属・下津町下津・2回=、黒木良夫氏(63)=公明・大野中・1回=、中家悦生氏(52)=公明・椋木・2回=、黒原章至氏(50)=無所属・阪井・2回=、榊原徳昭氏(65)=無所属・大野中・2回=、栗本量生氏(71)=無所属・且来・2回=、宮本憲治氏(43)=無所属・藤白・2回=、上田弘志氏(66)=共産・且来・2回=、岡義明氏(58)=共産・藤白・2回=、橋爪美恵子氏(56)=共産・下津町塩津・1回=、河野敬二氏(64)=共産・鳥居・2回=、寺脇寛治氏(66)=無所属・下津町塩津・2回=、磯﨑誠治氏(68)=無所属・下津町方・2回=、川端進氏(72)=無所属・鳥居・2回=、宮本勝利氏(71)=無所属・藤白・2回=、片山光生氏(74)=無所属・黒江・2回=、中西徹氏(41)=無所属・下津町上・2回=、美ノ谷徹氏(69)=無所属・小野田・1回=。新人は順不同で東方貴子氏(51)=無所属・冷水=、那田明男氏(63)=無所属・名高=、森下貴史氏(48)=公明・下津町下津=、米原耕司氏(47)=無所属・日方=で、党派別では無所属16人、共産4人、公明3人となっている。
3月2日現在の有権者数は男2万1354人、女2万4853人の計4万6207人。立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで日方の市役所5階第1委員会室で受け付ける。投票は27日午前7時から午後7時(東畑地区のみ6時)まで市内47カ所であり、午後8時20分から大野中の市総合体育館で即日開票される。