潮風バックにジャズ演奏 片男波で中高生350人
中高生がジャズを奏でる「和歌の浦スチューデントジャズフェスティバル」(実行委員会主催)が4月27日、和歌山市の片男波公園野外ステージで開かれ、9校の中高生約350人が潮風をバックにジャズを響かせた。
国の名勝・和歌の浦で生徒の練習の成果を発表する場を設け、ジャズの魅力を発信しようと平成18年から毎年開催し、9回目。
この日は晴天で野外ステージの広場には、公園に散歩で訪れていた人や保護者らが多く集まった。紀之川中吹奏楽部のステージでは「ボレロ」などの演奏の他、歌や踊りも。「ディズニーメドレー」では生徒がディズニーキャラクターの衣装を着て広場で踊る場面もあり、観客と一体となってジャズを楽しんだ。
オープニングを飾った伏虎中3年の新田侑紀さん(14)は「初めて出た昨年よりも、自分なりに演奏を楽しめて気持ちよかったです」と笑顔で話していた。
主催の瀧益生さん(70)は「日本を代表する景観で演奏し、生徒のジャズが世界に羽ばたけば。生徒の演奏を通して、後世にジャズを残してほしい」と話していた。