ママ講師の活用を プロフ冊子が完成

 企業や団体のイベントなどの講師に子育て中のママを活用してもらおうと、講師経歴のあるママの情報をまとめた冊子「ママ講師プロフィールBOOK~ママの履歴書」が完成した。子育てママの就労支援に取り組む「おしゃべり広場ホッピング」(和歌山市雑賀町、上田茜代表)が作成したもので、県内企業に配布している。

 ホッピングは人材紹介会社「キャリア・ブレスユー」(同市雑賀町、東正志代表取締役)の主婦の就労支援などを行う部署「シュフ活部」の中で発足。同社の事業を生かしながら、ママの社会復帰を応援している。

 特技や資格を持つママを「ママ講師」として登録し、定期的に子連れで参加できる教室を開催。出産や育児のために仕事を離れたママの、地域交流やスキル維持の場として一役買っている。

 冊子では20~50代の36人の名簿を、「学び」「趣味・暮らし」「健康・美・癒やし」の分類別に掲載している。英会話や筆ペン、フラワーアレンジメント、ヨガ、ネイルなど、多彩なジャンルの講師がそろっており、仕事依頼を受け付けている。

 ホッピングでは、「子育てに追われて働くことができない」「時間帯など働き方に不安がある」などの理由で仕事を諦めてしまうママに向けて、在宅で働ける「クラウドワークス」への登録を勧めている。

 クラウドワークスでは、フリーランスで全国の企業から寄せられた仕事をインターネットを介して受けることができ、ロゴや文章、イラスト作成など多用な仕事依頼がある。登録者は依頼に応募し、依頼主と契約を結ぶと報酬が得られる仕組みになっている。

 上田代表(30)は「子育てで家庭に入るママのブランクをつくりたくない。時代に合ったサポートを今後も提案していきたい。気軽に相談してください」と話している。

 問い合わせはホッピング(℡073・425・8789)まで。クラウドワークスの詳しい情報は同社ホームページ(http://crowdworks.jp./lp/haken/c-blessyou.html)で紹介している。
 インターネット環境のない人でも、ホッピングの設備を利用して、仕事に取り組める。