じゅうたんで被災地支援 ギャッベ

収益の一部をことし8月に土砂災害で被災した広島市などに寄付することを目的にしたじゅうたん展示販売「アートギャッベ展」が13日まで、和歌山市下町の本家貴志タンスで開かれている。

寄付は、同じゅうたんの卸売りや展示会を全国で企画しているインテリアショップ「ボー・デコール」(本店・新潟市)が10年ほど前から企画。当初、アフガニスタンの子どもに文房具を贈っていたが、3年前から東日本大震災の被災地などに寄付している。

ギャッベは、イラン南西部の遊牧民が手織りしているじゅうたん。朝夕の気温差が30度ある標高2500㍍の山岳地帯の厳しい環境で育った羊の毛を使用しており、夏は涼しく、冬は暖かく使えるという。商品の価格は座布団サイズで1万5000円から。同店は「価値あるじゅうたんを多くの人に知っていただき、広島市の被災地も応援していきたい」と話している。

問い合わせは同店(℡073・422・0303)。

遊牧民が織ったギャッベ

遊牧民が織ったギャッベ