下津二男子が2連覇 県中学総体駅伝
県中学校総合体育大会第33回男子・第26回女子駅伝競走の部が19日、紀美野町農村総合センター周辺コースで開かれ、男子は下津二が2連覇、女子は西脇が初優勝を飾った。 男子6区間18㌔、女子5区間12㌔にいずれも45校が参加。 男子は亀川、 岩出との三つどもえのトップ争いをアンカー勝負で下津二が制し、女子は西脇が4つの区間賞を獲得する圧倒的なパワーで独走、 念願の優勝旗を手にした。 両優勝校は12月18日、山口市の県セミナーパークで開かれる全国大会に出場する。 しんぽう写真館はこちらから
紀美野町の同コースが舞台となるのは、 今回が3年目で、 これまで男子は野上、 下津二、女子は下津二、野上と海南海草の地元勢が優勝している。 前日の荒天がうそのように、 絶好のコンディションに恵まれ、 午前10時に女子の1区走者45人が一斉にスタートした。
序盤から西脇の津田が飛び出し、 明和の中や明洋の濵本、 野上の山本らが追う展開となった。 トップでタスキをつないだ西脇は2区末次、 3区清水、 4区岩崎と2㌔の短い区間を快走。 1区で3秒だったリードを4区までに46秒にまで広げ、 アンカー福井は、 2位明和の鹿嶋に追撃を許さず、 1度もトップを譲ることなくゴールテープを切った。 3位には野上、 4位に岩出、 5位に南部が続いた。
女子の熱気が冷めない中、 11時15分に男子がスタート。 下津二の橋詰が積極的にレースをリードし、 岩出の石上、 南部の森坂らを抑え花の1区からトップに立った。 下津二は2区の才力が大会新でリードを17秒とした。 3区では岩出の中筋が追い上げ、 4区の中間地点では岩出の牧野がトップを奪ったが、 終盤には亀川の土橋がトップと51秒あった差を一気に逆転。 4位からトップを奪い、 1秒差で下津二・吉田が粘り、 4秒差で牧野が続く、 し烈なレース展開となった。
5区でもほぼ3チームの接戦は変わらなかったが、 6区では前回に続きアンカーを任された下津二・若林が期待に応える力走。 僅差でトップを行く亀川の花本を捉え、 15秒差をつけゴール。 2年連続で全国切符を手にした。 3位は岩出、 4位野上、 5位南部が入った。 男女5位以内は12月4日に京都府京丹波市で開かれる近畿大会の県代表となる。
感激のゴールの後、 下津二男子の若林主将は 「優勝はうれしいけど、 昨年一緒に走ったメンバーがけがで今回走れなかったのが残念。 全国大会では回復して走ってくれると思うので、 30位以内を目標にみんなで頑張る」 と新たな闘志を燃やした。 初優勝した西脇女子の福井主将は 「中学生最後の大会で目標だった全国大会出場を決めうれしい。 自身も満足できるレースができ、 全国でも20位前半を目指したい」 と喜びをかみしめた。 優勝メンバーは次の皆さん。
《下津二男子》監督=森下茂行▽主将=若林誠二▽選手=橋詰大慧、 才力隆男、 松尾壮馬、 吉田亮、 坂口健翔、 作嶋祐河、 北垣外貴至、 池邉翔太
《西脇女子》監督=萬田雅彦▽主将=福井菜奈▽選手=津田夏実、 末次百圭、 清水望未、 岩崎七虹、 三浦かのか、 湯垣七彩