学童野球「巽ほがらか」50周年式典
海南市の学童軟式野球チーム「巽ほがらか少年野球クラブ」の50周年記念式典(同記念事業実行委員会主催)が21日、巽小学校体育館で行われ、歴代監督や選手ら関係者が節目の年を祝福。会場には過去に好成績を収めた大会の賞状や盾が並べられ、出席者は半世紀にわたるチームの歴史を胸に「夢に向かって」気持ちを新たにした。
6期生の井内洋実行委員長(55)は「巽小学校に野球をやりたいという児童がいて、チームに入れてくれた保護者、ご指導を賜りました監督、コーチとそのご家族、ご支援いただきました地域の方々ら全ての方のおかげで50周年を迎えることができました」とあいさつ。現役選手へ「夢に向かって進んでください。一生懸命努力し頑張ってほしい」とエールを送り、来賓の神出政巳海南市長、鶴保庸介参院議員、OBの川崎一樹市議が祝辞を寄せた。
50年の歩みが紹介された後、初代監督でチームを立ち上げた辻井宏昭総監督(73)の功績をたたえて記念品を贈呈。辻井さんは「これまで県大会優勝9回、準優勝1回、近畿大会で優勝1回。これも行政、地域の方々や学校、保護者、指導者のご理解のたまものと感謝しております。これからも常に地域に根ざした強いチーム作りを目指していきますので、ご支援、よろしくお願いします。選手は前向きに積極的に夢に向かって頑張ってください」と述べ、OBを代表し6期生の南和宏さん(55)が思い出話を披露した。
その後、50周年の記念事業として実行委からチームにボール一式を贈呈。現役選手を代表して前垣翔希主将(6年)が受け取り、「創部50年で初の全国大会出場を果たし、記念すべき1勝を挙げることができました。これも辻井総監督、辻井監督、コーチの皆さまの熱心なご指導と応援してくれるOBの皆さま、地域の皆さまのおかげ。これからも50年受け継がれてきた巽魂を受け継いで一生懸命頑張ります」とお礼の言葉を述べた。