文化団体ら尾花市長に要望書 新市民会館
文化団体や芸術家らでつくる市民団体「和歌山市民会館について考える会」は14日、老朽化により建て替え移転が検討されている同館についての要望書を尾花正啓市長に提出した。
現在の市民会館は耐震基準を満たしておらず、市は、小中一貫校完成後の伏虎中学校跡地への移転を検討している。
要望書は、幅広い文化団体・市民に歓迎される市民会館の建設を求めており、具体的には、多種類の催事に対応できる最新設備の整った適正規模の多目的ホールの建設▽練習室・スタジオ・リハーサル室の整備▽無料または低料金の大規模駐車場の併設――などを記している。
この日、約40人の文化人らが市役所を訪れ、同会世話人である和歌山文化協会の楠山繁会長と和歌山市民オペラ協会の多田佳世子会長が代表して尾花市長に要望書を手渡した。
尾花市長は「日本一の市民会館にするべく努力する。利用されている地域の皆さまの意見をしっかりと聞きながら決めていきたい」と話した。