火縄銃演武、勇壮に 根来寺でかくばん祭り

 根来寺の開祖、 覚鑁 (かくばん) 上人にちなんだ秋の恒例行事 「かくばん祭り」 (同実行委主催) が26日、 岩出市根来の同寺境内で開かれた。 「根来鉄砲隊」 の火縄銃演武などがあり、 大勢でにぎわった。

 演武は不動堂南側庭園で行われ、 僧兵の衣装に身を包んだ約10人が火縄に点火し、 一斉に発砲。 境内には火薬が爆発する音が響き渡り、 観客は勇壮な同隊の姿に拍手を送った。 その他、 メーンステージでは獅子舞や詩吟、 太鼓演奏などが披露され、 祭りを盛り上げていた。

 5回目の来場という泉大津市の佐藤司郎さん(74)は「やっぱり鉄砲隊の演武が迫力あって良かった。 もっと県外の人に祭りをPRして、 盛り上がればいいですね」と話していた。