児童増で校舎増設へ 開校5年の藤戸台小
和歌山市は22日、市議会6月定例会に、市立藤戸台小学校(栄谷)の校舎増築などの工事請負契約の承認を求める議案を提出した。7月8日の本会議で採決される見通し。
同小学校は平成23年4月に開校。本年度は新1年生164人が入学し、全児童数は834人(入学式時点)で市内小学校で最大、唯一800人を超える規模となっている。
市教育委員会教育施設課によると、来年度はさらに児童の増加が見込まれ、全校で867人に達する見通し。クラス数は現在より1クラス増え、30クラスになる予定。
増設する校舎は、2階建て軽量鉄骨造りで、現在の校舎の北側に連結し、6教室と階段、トイレを設ける。施工は、一般競争入札により浅井建設㈱(同市北島、坂本時夫社長)が落札し、1億8023万円で仮契約を行っている。
増設は来年2月末ごろに完成させたい考えで、同課は「議会の議決が得られれば、児童の安全を確保して工事に着手したい」としている。