モモの旬いよいよ 日川白鳳が収穫最盛期

 モモの産地として知られる紀の川市内で、収穫が始まっている。JA紀の里の選果場では、「桃山白鳳」を皮切りに、早生モモの箱詰め作業などが行われ、関西を中心に中部、関東、九州の各地へ出荷している。

 「紀の里ブランド」を扱う井田の農産物流通センターでは、最盛期を迎えた「日川白鳳」の作業が進められていた。

 同JAによると、ことしは4月上旬に雨が多かったため、日照が例年より少なかったが、5月以降に温度が上がったことで、順調に生育。例年より2~3日早い収穫を迎えた。実の大きさや糖度は例年と同様の値だという。

 同JAでは、22日までに早生物を約170㌧出荷。7月上旬から主流品種の「白鳳」、中旬から「清水白桃」、下旬から「川中島白桃」と、各品種の出荷が続き、計3650㌧の出荷を計画している。8月の盆頃までは旬の味覚を楽しめるという。

モモの箱詰め作業が進む(農産物流通 センター)

モモの箱詰め作業が進む(農産物流通 センター)