兄弟入賞、団体6位 ボウリング少年男女

 【一部既報】ボウリングは2日目の28日、少年男女の決勝が行われ、県勢は男子個人で上村弥奨(15)=近大付属新宮高1年=が2位、上村壮汰(14)=新宮市立緑丘中3年=が6位と兄弟そろって入賞。女子団体で伊勢川華愛(15)=西脇中3年=、赤田稀歌(16)=新翔高1年=組が6位入賞を飾った。

 上村弥は予選を3位通過したが、レーン変化にうまく対応できず、ミスもあった。決勝を前に、ボールの使い分けやラインについて監督と相談し、「ビッグゲーム(高得点)を出せるよう、思い切っていこうと気持ちを切り替えて挑んだ」という。決勝は611点、合計1933点を獲得し順位を1つ上げた。「悔しい気持ちはあるが、地元での国体で結果を残せてうれしい」と笑顔を見せた。

 弟の上村壮は決勝で549点、合計1823点で入賞した。ジュニアボウラーは強豪ぞろいの激戦。国体代表選手の最終選考で、やっとの思いで代表入りをつかんだというだけに、感激もひとしお。「『楽しんでやれば結果はついてくる』と自分に言い聞かせて臨んだ。地元の大きな声援が力になった」と喜んだ。

 少年女子団体は、同日午前の予選後半を終え、伊勢川が6ゲーム合計1127点、赤田が1227点の計2354点。全体の5位で予選を通過。決勝では各選手3ゲームの競技を行い、予選を含め計9ゲームの総得点で順位を決めた。

 和歌山は互いにミスをカバーしながら練習の成果を発揮。伊勢川が559点、赤田が570点の9ゲーム合計で3483点をマークしたが、予選6位の神奈川に40点差を逆転され、順位を一つ落とした。

 それでも2人は、目標だった「入賞」を達成。「入賞できてうれしい」と振り返りながらも、伊勢川は「来年はこれ以上の結果を残したい」、赤田は「悔しいミスもあり、自分のプレーができなかった。来年までに成長したい」と力強く語った。山﨑俊承監督は「2人はミスを修正しながら、よく頑張ってくれた」と活躍をたたえた。

入賞を果たした上村弥奨㊧、壮汰兄弟

入賞を果たした上村弥奨㊧、壮汰兄弟

6位入賞した伊勢川㊧、赤田組

6位入賞した伊勢川㊧、赤田組