中高生ビブリオバトル 2人が県大会進出
岩出市根来の岩出図書館で15日、書評合戦「中高生ビブリオバトルin岩出」が初めて開かれた。中学生の部は、岩出中学校2年の鈴木咲葵さんが紹介した「カラフル」(著者・森絵都)、高校生の部は那賀高校3年の山本大暉さんが紹介した「ウケる技術」(小林昌平ほか)がチャンプ本に選ばれた。2人は12月13日に県立図書館で開かれる決勝大会に出場する。
同バトルは、発表者(バトラー)がお薦めの本の魅力を5分間で紹介し、観戦者が発表に関するディスカッション(質疑応答)を3分以内で行うコミュニケーションゲーム。バトラー全員の発表終了後に、観戦者が一番読みたくなった本に投票し、チャンプ本を決める。
鈴木さんは「カラフル」について、自分で先のストーリーを推測しながら読める点を魅力に挙げ、2回読むとさらに楽しめることを紹介。山本さんは「ウケる技術」について、仕事や恋愛に必要なコミュニケーションの中で、笑いに特化された作品だと説明。シチュエーションごとに笑いを取る技術が記載されていると紹介した。
鈴木さんは「優勝できてうれしかった。県大会では、もっと分かりやすく伝えられるよう練習したい」と話し、山本さんは「すごくうれしい。県大会も優勝を狙いたい」と意気込んでいる。