和歌浦初V、四箇郷準V 第11回小久保杯

和歌山市の軟式学童野球の年間王者を決める「第11回小久保裕紀杯野球大会」が11月29日、同市有家の市民球場で開かれ、決勝で初出場の和歌浦が四箇郷を2―0で下し、初優勝を飾った。

大会は野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督(44)も観戦。ことしは四箇郷、八幡台、和歌浦、湊の4チームが熱戦を展開した。

◇決勝

和歌浦 0 0 0 2 0 0 0 2
四箇郷 0 0 0 0 0 0 0 0

〔和〕小池―大良〔四〕高瀬、高橋―根来、高瀬▽2塁打=井戸本(四)

決勝は和歌浦が4回、無死から2番中野の中前打をきっかけに、続く小池が四球で出塁。走者1、2塁から相手の暴投で中野が一気に生還し先取点を奪うと、さらに相手の失策で3塁の小池がホームに帰り2点目。投げては、小池が安定した制球で相手打線を押さえ込み、無失点でしのいだ。

選手たちの活躍を見守った小久保監督は「試合が終わった後もまた新たな目標を見つけて、それに向かう時間を大切にして。これから皆さんが成長し、いい野球選手になってくれることを心から願っています」とエールを送った。

6年生にとっては小学生最後の大会。優勝した和歌浦の小池陸斗主将は「みんなで『優勝するぞ』という強い気持ちで臨んだ。このメンバーで野球ができないのは寂しいけど、一緒に頑張ったみんなにありがとうと言いたい」と話した。

準決勝の結果と和歌浦、四箇郷のメンバーは次の通り。

◇準決勝

四箇郷8―1八幡台▽和歌浦1―0湊

〔和歌浦スポーツ少年団〕監督=辻本卓▽選手=小池陸斗、山本樹紀、大良泰斗、和田由偉、南成、此上平羅、辻本航大、榎本壮我、桑原太誠、田中理雄、中野真宏、雑賀悠聖、谷野航平、高野東我、北畑颯斗、飯田優太、池田春希、島田知幸
〔四箇郷少年野球クラブ〕監督=堀内敬之▽選手=高瀬功詩、高橋令、五味丈朋、堀内大夢、有本健亮、井戸本康太、平松拓海、根来拓海、林大翔、船井祐希、古久保未來、森實陽、下古谷波流、南村竜司、小林亜慧、藤田翔基

初優勝の和歌浦メンバー

初優勝の和歌浦メンバー