ガソリン安値続く 県内も90円台競争に突入
中国経済の減速などで石油の供給が世界的に過剰となり、ガソリン価格の下落が続いている。県内でも、レギュラーガソリンの店頭価格が1㍑当たり90円台のガソリンスタンドが増えている。
投稿型のガソリン価格ランキングサイトでは、本紙エリア内でも海南市で1㍑当たり97円で販売する店舗の報告もあり、全国的に見ても安くなっている。資源エネルギー庁によると、全国平均価格は12週連続の値下がりとなり、6年8カ月ぶりの安値水準という。
ガソリンスタンドを県内外で展開している事業所に聞くと、「春ごろまで安値は続くとみている。販売側としては経営は苦しくなるが、顧客が離れないように市況に合わせて安くするしかない」と話し、競争激化の現状に頭を悩ませている。