ギネス記録のダブルダッチプロ 藤戸大小へ

2本のロープを使って跳ぶなわとび競技「ダブルダッチ」のプロパフォーマンスチーム「alttype(オルトタイプ)」が6日、和歌山市栄谷の藤戸台小学校体育館でワークショップを行い、同校児童ら約100人が楽しみながらダブルダッチの多彩な技に取り組んだ。

ダブルダッチは、向かい合った2人のターナー(回し手)が右手のロープと左手のロープを半周ずらして内側に回し、その中をジャンパー(跳び手)がいろいろな技を交えて跳ぶ競技。オルトタイプは平成24年、2本の縄の中で3人が駆け足跳びを行い、引っ掛かるまでに何回跳べるかを競う種目で1401回のギネス世界記録を樹立するなど、世界的に活躍している。ダブルダッチの普及活動にも取り組み、20年からは全国の小中学校でワークショップを開き、毎年約100校で子どもたちに魅力を伝えている。

藤戸台小のワークショップは同校育友会(中川達也会長)が主催し、昨年に続いて2回目。

オルトタイプの5人は、ジャンパーはターナーの横に立ち、手前の縄が上に来た時に、2歩走り、跳ぶことなど、ダブルダッチの基本となるポイントを児童に伝授。最初はオルトタイプのメンバーがターナーを務め、児童らはジャンパーとして縄に入る時のタイミングなどに苦戦していたが、練習するにつれ次第に上手に飛べるようになった。その後はターナーにも挑戦し、ジャンパーが跳びやすいように、縄を一定のリズムでゆっくりと大きく回すことにチャレンジしていた。

オルトタイプのリーダー、FUKUこと佐藤福大郎さん(30)は「ダブルダッチは精神と体力の両方が大切。みんなで力を合わせてジャンプを成功させることで、チームワークが向上するのが魅力です」と語り、子どもたちの上達ぶりを喜んでいた。

初めてダブルダッチをしたという2年の小野田晃大君(8)は「最初は無理そうだと思ったけど、分かりやすく教えてくれて上手に跳べた。これからもやってみたい」と笑顔で話していた。

ダブルダッチを楽しむ児童ら

ダブルダッチを楽しむ児童ら