女子高生2人お手柄 架空請求詐欺を防ぐ
アダルトサイト退会手続き名目の架空請求詐欺被害を食い止めたとして、和歌山西暑(小西順士署長)は25日、ファミリーマート県庁正門前店(和歌山市小松原通)のアルバイト店員2人に感謝状を贈った。
表彰されたのは、市立和歌山高校定時制に通う1年生の安並未来さん(16)と宮本未菜さん(16)。今月7日午後3時ごろ、勤務中だった2人は、慌てた様子で店内に入ってきた紀の川市の男性(26)に、「サイトの退会手続きで13万円を振り込みたい。どうすれば良いのか」と携帯電話の画面を見せられた際、高額な請求額に詐欺だと直感。男性には、振り込まずに携帯ショップで対処の操作方法を聞くようにアドバイスした。
しかし、いったん退店した男性が再び来店し、「相手が言う振り込み方法がよく分からないので電話を代わってほしい」とだまされた様子だったので電話に出ると、相手はすぐに電話を切った。
次は警察に相談するように説得。男性が岩出署で、一部始終を打ち明けたことから架空請求や2人の貢献が分かったという。
安並さんは「何かあった場合は、今後も冷静に対処したい」、宮本さんは「こんな身近に詐欺が存在することに驚きました。今後も気を付けたい」とそれぞれ喜んだ。