県内初「無印の家」 神前にモデルハウス
「無印良品の家」のモデルハウスが18日、県内で初めて和歌山市神前にオープンする。今後新たに県全域を対象エリアに加え、販売を拡大していく。「永く使える、変えられる」をコンセプトに2004年に発売し、昨年約11年ぶりにリニューアル。断熱性能などをさらに高めた。最新仕様を装備したモデルハウスは関西エリア初。
無印良品の家は100~200年使える家を目指し、耐震・耐久性の高い「SE構法」を採用。仕切りを最小限に抑えることで部屋同士がつながった開放的な空間が特徴的で、将来の家族構成やライフスタイルの変化に合わせて間取りを柔軟に変更できる「変えられる」家づくりを実現している。
無印良品の家のネットワーク事業を展開する㈱MUJI HOUSE(本社=東京)によると、発売当初は年間数棟の販売にとどまっていたが、09年ごろからコンセプトと消費者ニーズが合致し、近年は年間300棟、累計1500棟を販売している。販売はモデルハウスのあるエリアを対象としているため、これまで県内での販売はなかった。
今回完成した最新仕様のモデルハウス(商品タイプ「木の家」)は、建築面積66・24平方㍍、延べ床面積91・91平方㍍、工事面積122・55平方㍍(吹き抜け、テラス、バルコニーの各面積含む)。標準仕様本体工事価格1725万円(税別)。
窓に「樹脂アルミ複合サッシ」と「トリプルガラス」、外壁に外張り断熱と充填断熱を併せた「ダブル断熱」を採用し、断熱性能は20年に義務化が予定されている省エネ基準UA値(小さいほど家の熱が逃げにくい)0・87を大幅にクリアする0・43を実現。
エアコンを極力使わずに冬は暖かく、夏は涼しい暮らしを提供する。
同社とフランチャイズ契約を結んだエコ・トップ㈱(本社=岩出市、上田浩司社長)が運営する。問い合わせは、無印良品の家・和歌山店(℡073・494・3070)へ。