熊本へ救護班が出発 日赤医療センター
熊本地方の大地震を受け、日赤和歌山医療センター(和歌山市)の医療救護班が18日午後、同県に向けて出発した。
救護班は、医師1人、看護師長1人、看護係長1人、看護師2人、薬剤師1人、事務職員1人の計7人。泉大津港発のフェリーで出港し、19日から3日間の現地活動に当たる。日程は、現地活動と移動日の計5日間で22日に戻る。日赤熊本県支部を拠点に、主に避難所での救護活動や在宅被災者への巡回診療を行う予定。
午前中は、救護班医療資機材セットや救護班医薬品セット、衛星電話などの機材、物品を車に積み込んだ。午後からの出発式で、平岡眞寛院長が激励のメッセージを送り、玄関前に集まった職員らが出発する救護班を拍手で見送った。
チームリーダーで医師の東出靖弘さん(30)は「これからより慢性期の患者が増えてくる。後の救護につなげられるよう、自分のやるべきことをやりたい」と話した。