全国一斉学力テスト 小6・中3を対象に

 文部科学省による平成28年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が19日、全国のほとんどの小中学校で一斉に行われた。

 全国の児童・生徒の学習状況を調査し、課題の検証、改善のために実施されており、小学6年と中学3年を対象に国語と算数(数学)の2科目、それぞれ知識と応用力を問う問題が出題される。

 本年度は全国で約108万人の小学生、110万7000人の中学生が参加。県内では242校の小学校で約7800人、124校の中学校で約8300人を対象に実施された。

 県教育委員会によると、昨年度の学力テストでは、県内は算数の知識問題の正答率が全国平均を上回ったが、それ以外の科目では全国平均を下回り、依然として課題が多い。

 今回の学力テストの問題や解説は、同日午後5時以降、国立教育政策研究所ホームページに掲載される予定。

テスト開始の合図を待つ生徒(和歌山市内の中学校で)

テスト開始の合図を待つ生徒(和歌山市内の中学校で)