新電力切り替えで経費2割減へ 和歌山市

電力の小売自由化を受けて和歌山市は10日、市内各施設で6~7月に予定している新電力事業者への切り替えにより、年間約1億3130万円(削減率21・1%)の電気使用料の削減が見込まれると発表した。

市管財課によると、入札は4月18日、本庁舎や青岸エネルギーセンター、中央卸売市場、小学校37校、中学校17校、コミュニティセンター6カ所など計80施設分を対象に実施。7事業者が参加し、4事業者が落札した。

対象施設の総使用電気使用料は年間約6億2200万円で、切り替え後は約4億9070万円を見込んでいる。

送電線はこれまでと同じ物を使用し、切り替え時の停電などもないという。