県が立命館大と協定へ 学生の県内就職支援
立命館大学の学生・大学院生の県内企業への就職を支援しようと、県と同大は26日、就職支援協定を結ぶ。県産業の次代を担う人材の育成・確保を図るもので、県が大学と同様の協定を結ぶのは初めて。
仁坂吉伸知事が24日の定例会見で発表した。
同大は京都や滋賀にキャンパスがあり、学生・院生数は14学部20研究科で約3万5500人(5月1日現在)。うち県内からは341人が進学している。
協定では、学生や保護者への県内の企業情報などの周知▽合同企業説明会の開催▽学生のU・Iターン就職に係る情報交換▽県内企業での学生のインターンシップ受け入れ支援――などで協力する。
26日は調印式を県庁知事室で行い、大学側から吉田美喜夫学長らが出席する。
仁坂知事は「学生に、和歌山でもこんな就職口があると示し、和歌山での暮らしは思っているより有利だという情報を提供したい。他の大学ともぜひやりたい」と話した。