学童保育「西貴志こどもくらぶ」4日竣工式

 昨年10月から、紀の川市貴志川町長原で建設が進められていた学童保育「西貴志こどもくらぶ」が完成した。4日には現地で竣工式が行われ、中村愼司市長や市議会議員らが出席し、テープカットで完成を祝う。

 市子育て支援課によると、紀の川市内には10カ所の学童保育があり、児童数は約500人。同施設は平成20年から西貴志コミュニティセンター内で運営を始め、現在約60人の児童が利用しているという。

 年々、共働きの家庭が増えるのに伴い、利用児童が増加。待機児童が発生しないよう受け入れの拡大を図ろうと、西貴志小学校の旧体育館跡地に施設の建設を進めていた。

 施設は木造平屋建てで、延床面積は約250平方㍍。教室2室の他、事務室や調理室、倉庫、男女別トイレ、多目的トイレを備えている。教室の移動間仕切壁を収納すると、1つの大きな空間となり、行事や集会での活用も可能。内部には一部紀州材を使用している。

 保護者会で指導員を雇い、施設を運営していく。新築工事費は5562万円。設計監理は建築デザイン空創(同市中井阪)、施工は三陽建設㈱(同市貴志川町)。開館時間は、平日が放課後から午後6時半まで。土曜日と長期休暇中は午前8時から午後6時半まで。

完成した「西貴志こどもくらぶ」

完成した「西貴志こどもくらぶ」