京阪中之島線に作品 ほっとチョコレート
障害のある人が絵画や工作などの制作に取り組んでいる教室「ほっとチョコレート」(松本よしみ代表)の作品が、大阪市の京阪電車中之島線で開催中の「みんなの駅美術館」で展示されている。19日まで。
同美術館は、駅からはじまるアートイベント「キテ・ミテ中之島2016」の一環。「和気アイアイ・中之島」を合言葉に、京阪神地域を中心とするアーティストや子どもたち、商店街などが参加し、ともに作り上げる展覧会。中之島線の4駅を美術館に見立て、さまざまな作品が並んでいる。
ほっとチョコレートは今回が同イベント初参加。キリンやイルカ、花や鳥、自動車、飛行機など9人が描いた個性豊かな絵画作品約60点が中之島駅に展示され、利用者の目や心を和ませている。
また、和歌山市出身の日本画家・彌園まりこさんも参加し、大江橋駅に作品が展示されている。
松本代表は「生徒たちが自由な発想で描いた力作ばかりです。多くの人に見ていただければ」と話している。
ほっとチョコレートは平成19年に社会福祉士らを中心にスタート。美術専攻の元小学校教諭らが講師を務め、毎週土曜の午前10時から正午まで、和歌山市三沢町の中央コミュニティセンターで制作に取り組んでいる。県内外のコンクールなどで多くの入選・入賞の実績もある。
また、同じく毎週土曜の午後1時半からは、同会場で、障害のある人の自立に向けての練習や憩い、趣味の場としての稽古や学習を提供している教室「ほっとタイム」も開催している。
いずれの教室も参加、見学は随時受け付けている。問い合わせは松本代表(℡090・2702・9733)。