水ロケット空高く マリーナで和歌山大会

日本宇宙少年団和歌山分団(西田弘分団長)主催、本紙など後援の「2016日本水ロケットコンテスト和歌山大会」が11日、和歌山市毛見のマリーナシティ第3駐車場で開かれ、小学1年生から6年生までの児童57人がロケットを打ち上げ、飛距離を競った。

参加した児童は当日の朝から水ロケットを製作。1・5㍑のペットボトル2本を使ってロケットを作り、絵を描いたり、テープを貼ったり、それぞれカスタマイズして大会に挑んだ。

水ロケットは中に水を入れ、後から空気を注入し、水が押し出される力で飛ぶ。今回は一人2回飛ばし、より遠く飛んだ方を記録として競った。

会場では県立桐蔭中学校科学部のサポートのもと、水ロケットが発射台に設置され、児童は空気を注入。合図とともにロケットが発射されると、勢いよく噴射する水と高く飛び上がるロケットに会場からは歓声が上がっていた。

優勝したのは123・7㍍を記録した和田愛華さん(南広小6年)。続く2・3位はいずれも1年生で、2位は花木成悟君(雑賀小)、3位は城本大駕君(砂山小)。和田さんは近畿地区大会への出場が決定した。

和田さんは「近畿大会へ行くことができてうれしい。出るからには良い結果を残してきたい」と意気込み、花木君は「ペットボトルの接合部分をきれいに整えた。発射レバーを強く押すと高く飛んだ」、城本君は「空気を注入するのに力を入れた。3位になれてうれしい」と感想を話した。

同分団事務局の竹原秀也さんは「ことしは例年に比べてロケットがよく飛んだ。大会は毎年暑くて大変だが、子どもたちがロケットを打ち上げて喜んでいるのを見るとやはりうれしく思う」と話していた。

同分団は7年前に結成し、和歌山大会も今回で7回目を迎えた。8月に行われる近畿大会では、近畿地区の7分団の代表が戦う予定。

一斉に発射される水ロケット

一斉に発射される水ロケット