西アフリカ野球チームが来県 知事が歓迎
ブルキナファソなど7カ国の選抜で構成する西アフリカ野球チームの選手とコーチ計11人が26日、県庁の仁坂吉伸知事を訪問した。
同チームは、野球技術の向上などを目的に6月末から来日し、国内各地で交流試合を行っている。平成20年、国際協力機構(JICA)のボランティアとして同国で野球指導に当たった北海道出身の出会祐太さん(33)が帰国後に支援団体を設立し、選手の受け入れなどの支援活動を行っている。選手の年齢は15~21歳。支援開始前は、用具も不足し、はだしでプレーしている状態だったという。
知事訪問には同国のウビダ・フランソワ駐日大使(59)も同行し、「日本に来て選手たちは、野球技術の他、文化や習慣も学んでおり、自国に帰って発展のために生かしたい」と述べると、仁坂知事は「和歌山は野球も盛んなので、良い思い出をつくっていただきたい」と健闘を祈った。
チームは31日まで県内で試合や交流などの活動をした後、関東に移動して試合を行い、8月上旬に帰国する予定。