20カ国の高校生が交流 県でフォーラム開催
県内外とアジア・オセアニア20カ国・地域の高校生が、英語で防災、環境などさまざまな課題について議論する「アジア・オセアニア高校生フォーラム」が3日まで、県内で開かれている。1日には和歌山市の県民文化会館小ホールで開会式が行われた。
高校生同士が世界共通の課題や観光・文化について話し合い、国際社会で活躍できるリーダーを育成することを目的に昨年度から開催。
開会式にはインドやオーストラリア、香港、トルコなどの高校生約300人が集い、仁坂吉伸知事や東アジア・アセアン経済研究センターの西村秀俊事務総長らが出席した。
仁坂知事は「互いの国の文化を理解するのにとても良い機会。このフォーラムを信頼関係と友情の出発点にしてほしい」とあいさつ。高校生を代表して、智弁和歌山の和中千佳さんとニュージーランドのワイアタ・ゲデスさんが開会宣言を行った。
同フォーラムは7月30日から始まり、ホームステイや高野山研修ツアーなどをすでに修了。1日午後は分科会が行われ、海外の学校から20人、県内の高校から25人、県外の学校から5人が参加し、環や文化の問題についてそれぞれの研究成果を発表した。2日は全体会や知事主催の歓迎レセプション、3日に星林高校での交流プログラムが予定されている。