第二阪和の年度内完成へ 進捗状況説明会

 本年度中の完成を予定している第二阪和国道・淡輪ランプ―平井ランプ間(7・6㌔)について、国土交通省浪速国道事務所は18日、和歌山市内で工事状況説明会を開き、同所の河野純一副所長は、3カ所で工事日程の変更があったものの、計画通りの供用開始予定であることを強調した。

 説明会には県や大阪府、周辺自治体の関係者ら23人が参加。ことし4月に神戸市北区で発生した、新名神高速道路の架設中の橋桁落下事故を受けて、孝子ランプの工法を一部変更し、より安全な対策を取ったことによる工期の圧迫や、深日ランプ橋付近で法面の崩落が発生し、追加の補強工事によって橋梁の架設が遅れる事態になったことなどが報告された。

 用地買収については全て完了。関連全工事は、看板設置や道路舗装工事など入札公告中、発注手続き途中を含めて100%実施され、契約は80%を終えていることが示された。

 河野副所長は「3カ所については工程的にかなり厳しくなっているが、台風などの災害がない限り、年度内の供用開始を目指している」と話した。

建設が進む中孝子高架橋(7月22日撮影、浪速国道事務所提供)

建設が進む中孝子高架橋(7月22日撮影、浪速国道事務所提供)