県12月補正116億円 道路整備や防犯強化

県は24日、総額116億2652万円を増額する平成28年度一般会計補正予算案を発表した。12月2日開会の12月定例県議会に提出する。補正後の一般会計は5942億1487万円となる。

補正予算案には、国の経済対策関連で、高速道路ICへのアクセス道路や国道370号阪井バイパスの整備に34億2820万円▽津波・高潮対策や大型クルーズ船入港に備えた港湾施設の整備に16億6569万円▽治水対策の推進に21億4284万円▽障害福祉サービス事業所の施設整備や防犯機能強化に1億9848万円▽工業技術センターの開放型研究施設整備などに1億6768万円――などを計上している。

12月県議会への提出予定案件は、予算関係を含む議案24件、委任専決報告3件など。議案は、第二阪和国道の完成に伴い、現在の国道26号和歌山市北汀丁―大阪府阪南市鳥取中間約24㌔のうち県内分を県道和歌山阪南線とする路線認定案や、県人事委員会勧告に基づいて職員給与を増額改定するための条例改正案などが含まれている。

12月中に任期満了を迎える監査委員の人事案1件の追加提案も予定している。

12月県議会の日程は2日開会、20日閉会の19日間。一般質問は12~14日、常任委員会は15、16日に予定されている。