大國主神社に酉の絵馬奉納 貴志川中美術部

紀の川市貴志川町国主の大國主神社(山本幸泰宮司)に23日、貴志川中学校美術部が手掛けた来年のえと「酉(とり)」にちなんだ絵馬が奉納された。

ことし4月に11年ぶりに行われた同神社の神事「大飯盛物祭」に合わせて昨年、同美術部に初めて絵馬の制作を依頼し、2年続けての奉納となる。

納められた絵馬の大きさは縦90㌢、横180㌢。「開運」の文字とともに、明るく暖かい色で羽を彩ったニワトリが描かれ、本殿前に掲示されている。

この日は神楽殿で報告会が行われ、部員や総代が参列。山本宮司が同校や地域の発展などを祈る祝詞を奏上した後、一人ひとり、玉串をささげた。

山本宮司(59)は「心を込めて描いていただいた。神様も喜び、お参りいただいた方の願いを届けてくれると思います」、総代会長の柳瀬森哉さん(78)は「皆さんに素晴らしい絵馬を奉納していただき、うれしく、誇らしい」と感謝を込めた。

同部の竹下裕葵さん(14)は「文字が色でつぶれないように描くのは難しかったですが、上手に描けたと思います」と話していた。

奉納された絵馬と美術部員ら

奉納された絵馬と美術部員ら