ネット犯罪注意呼び掛け 県警など街頭啓発
インターネットによる犯罪の被害を防ごうと、政府が定める「サイバーセキュリティ月間」(2月1日~3月18日)に合わせて県警などは16日、和歌山市のJR和歌山駅前で街頭啓発活動を実施し、通勤通学の駅利用者らに、注意事項をまとめたチラシや啓発グッズのティッシュを配り、被害防止を呼び掛けた。
啓発には警察官の他、県警サイバー防犯ボランティアの委嘱を受けた近畿大学生物理工学部の学生5人や、和歌山東署管内少年補導員会メンバー5人ら、計22人が参加した。
参加者は、ネット通販詐欺への注意やネット上のID・パスワードの適切な管理、パソコンやスマートフォンへのウイルス対策ソフトの導入、OSの更新などを訴えた。
参加した同学部人間工学科3回生の中谷彰悟さん(21)は「友人がワンクリック詐欺の被害に遭ったことがあり、ネット犯罪を身近に感じているので、県民にだまされないように呼び掛けていきたい」と話していた。