ヘルプマークを啓発 和市ポスターコンク
義足や人工関節の使用、内部障害、難病、妊娠初期の人など、外見からは分からないが配慮を必要としていることを知らせる「ヘルプマーク」の周知を目的に、和歌山市は24日まで、市役所東庁舎1階で啓発ポスターのコンクールを開き、来庁者に投票を呼び掛けている。
展示されているのは、市立和歌山高校デザイン表現科2年生の作品23点。「ひとりの配慮がみんなを変える」「必要なのはあなたの心」「知ってほしいたすけあいの印」などのキャッチコピーと、生徒それぞれがイメージした挿し絵などが描かれている。
ヘルプマークは平成24年に東京都で制作され、賛同した全国の自治体に広まりつつある。県内も県庁を中心として取り組んでいる。
和歌山市では、昨年7月からタグの配布を開始し、ことし1月末時点で、市役所や市保健所で245個を配布した。市障害者支援課の楠見和弘審査調整班長(55)は「まだまだ認知度が低いので、今回のコンクールを契機に広めていきたい」と話している。
コンクールで選ばれた上位3作品は市長表彰が行われ、B2サイズのポスターとして、市内の各コミュニティセンターや支所、連絡所などに貼り出してPRに活用する予定。