果物テーマの「ぷる博」開幕 4月9日まで
フルーツをテーマにした体験型博覧会「ぷるぷる博覧会(ぷる博)」が5日、紀の川市を舞台に始まった。4月9日までの36日間にわたり、市内で65のフルーツにちなんだ体験が催される。5日は市役所でオープニングフェスティバル「ぷるフェス」があり、約2000人でにぎわった。
一般社団法人紀の川フルーツ・ツーリズム(島津章代表理事)が主催。ぷる博では、市内全域でさまざまなフルーツにちなんだ体験が楽しめる。おととしの11月にプレ・フルーツ博を開催。市民が主体になり、博覧会の開催に向けて準備を進めてきた。
式典では、島津代表理事が「無事に成功することを願っている」と祈願。来賓の中村愼司市長や県議会議員らがあいさつし、テープカットで開幕を祝った。
会場では、さまざまな体験、販売ブースを設置。プレ・フルーツ博で話題を呼んだ「ふるうつ茶会」は人気を博し、フルーツを使った茶菓子を味わいながら茶を楽しんだ。
また、キウイやハッサクを使ったカレーライスが販売された他、粉河が創業地の老舗化粧品メーカー、桃谷順天館(大阪市中央区、桃谷誠一郎社長)による県産モモのエキスを使ったハンドクリームのデザイン5種類と香り3種類の投票が行われた。得票数を踏まえ、年内の商品化を目指す。
フルーツ料理コンテストの表彰式では、最優秀賞に輝いた栄養士グループNAGA(サワラのてり焼きはっさく風味)に、島津代表理事から表彰状が手渡された。
この日は市内で、地酒とすしが楽しめる特別列車「ぷるぷるトレイン」の運行やパラグライダーなど17の体験が行われた。