たま駅長代理もPR 春の交安運動スタート
「春の全国交通安全運動」が6日、県内で一斉に始まり、各地で街頭啓発活動が行われた。
和歌山市内では、県と交通事故をなくする県民運動推進協議会の主催で、県庁正面玄関前広場で街頭啓発出発式が行われ、県交通安全協会や県警察本部の職員ら約250人が参加。和歌山電鐵㈱のたま駅長代理も運動をPRした。
仁坂吉伸知事はあいさつで「高齢化が進み、交通事故の加害者や被害者になるリスクが高まっている。事故をなくせるよう皆さんと一緒に頑張っていきたい」と抱負。県警の宮沢忠孝本部長は交通事故をめぐる県内の状況にふれ「高齢者など交通弱者が犠牲となる事故が多く、予断を許さない状況が続いている。県民一人ひとりの意識を高める必要があり、ぜひ運動にご協力をお願いしたい」とあいさつした。
昨年11月からことし1月にかけて募金活動「ラジオチャリティミュージックソン」を実施した、㈱和歌山放送の中島章雄社長が「音の出る信号機」2機の目録を宮沢本部長に贈呈した後、和歌山市立砂山小学校の新1年生17人が仁坂知事に交通安全を宣言。県や県警などの広報車4台と白バイ8台が和歌山市内での街頭啓発活動に出発した。
県県民生活課によると、交通事故による県内の死者は平成28年が40人で27年と比べ8人減少した。運動は15日まで行われる。