未成年の飲酒はダメ 中学生ら街頭で啓発

未成年の飲酒防止を訴える啓発活動が12日、和歌山市のJR和歌山駅前で行われ、酒類販売業者や市内の中学生ら約90人が参加した。

県小売酒販組合連合会と和歌山小売酒販組合が主催。4月は未成年者飲酒防止強調月間となっており、全国各地で啓発活動が行われる。県内では平成12年に初めて実施し、14年から毎年続けている。

同連合会の野上正二会長は「未成年の飲酒はリスクが非常に大きい。お酒を販売する立場として、未成年の飲酒防止を推進していきたい」とあいさつし、市立伏虎義務教育学校9年の東山信太君が「20歳になるまでお酒は絶対に飲みません」と宣言した。

参加した同校、紀之川中、西脇中の生徒ら約30人は県警のマスコットキャラクター「きしゅう君」と共に啓発チラシとティッシュを駅利用者らに配布。西脇中3年の宮居未友さん(14)は「授業やテレビでアルコール依存症の怖さを学びました。大人になるまではお酒を飲みません」と話していた。

県内の街頭啓発活動は今月、今回を含め県内6カ所で行われる。

プラカードを手に啓発する中学生ら

プラカードを手に啓発する中学生ら