わかやまの農林水産業 小5社会の副読本

小学校5年生の社会科副読本「わかやまの農林水産業」平成29年度版が発行され、県内の全小学校、義務教育学校、特別支援学校に贈られる。贈呈式が11日、和歌山市の県庁南別館教育長室で行われた。

同副読本は、県内の農林水産業の最新情報を学習できる内容。県、県教育委員会と県森林組合連合会、県漁業協同組合連合会、JA和歌山中央会からなる編集委員会が毎年、編集、発行している。

本年度発行の第31版では、播種(はしゅ)を種まきと言い換えたり、イラストを増やしたり、専門用語や作業の様子をより分かりやすく、見やすい表現に内容を変更。また、昨年発行の第30版で教員向け指導資料集に初めて掲載された、動画が見られるQRコードも引き続き掲載。今後は動画の種類を増やすという。

贈呈式には中家徹編集委員長(JA和歌山中央会会長)、福田光男編集専門委員長(岩出市教委指導主事)、JA和歌山中央会から山崎龍平専務が出席。新しい副読本を受け取った宮下和己県教育長は、編集委員会に感謝を伝えた。

同副読本は、県内248校の小学校、義務教育学校、特別支援学校の5年生児童に8998部、教員用の指導資料集は780部贈られ、県内全域で使われる。

副読本を手にする宮下教育長(左から3人目)と中家編集委員長(右隣)ら(県教委提供)

副読本を手にする宮下教育長(左から3人目)と中家編集委員長(右隣)ら(県教委提供)