がん患者と歩む リレーフォーライフ開催
がん体験者や家族、支援者が共に支え合い、支援の輪を広げることを目的に24時間にわたり開かれるイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2017」が13日、和歌山市の和歌山城砂の丸広場でスタート。14日まで開かれる。
公益財団法人日本対がん協会、医療従事者らで構成する実行委員会が主催。1985年にアメリカで始まった運動で、
日本では11年目を迎え、和歌山では4度目の開催となった。
早朝から、雨天でできた水たまりを、関係者が雑巾やスポンジなどで整備。開会式典の後カウントダウンとともに、参加者は午後0時15分にウォーキングをスタートした。交代しながら歩き続け、がん患者が孤独と不安を感じる夜を共に過ごし、希望の感じられる朝を迎える。
会場には協力団体による40のブースが設けられ、収益金や寄付金は同協会を通じ、がん患者支援に充てられる。
実行委員長の野上哲也さん(46)は「イベントを通して、がん患者の人たちに1人ではないことを実感してもらいたい。グラウンドの土が乾いたら、ルミナリエの準備をしたい」と話していた。