磯ノ浦の波に乗ろう キッズサーフィン大会
西日本有数の良質のサーフポイント、和歌山市の磯の浦海水浴場で18日、「第14回磯ノ浦キッズサーフィンコンテスト」(実行委員会主催)が開かれ、幼稚園から中学生までの子どもたちが波乗りを楽しみ、技術を競い合った。
東京五輪でサーフィンが正式種目となり、未来のオリンピアンを育てるため、また子どもたちにサーフィンで希望を持ってもらおうと、同海水浴場で開催。平成7年から続く県サーフィン連盟公認の大会で、スタッフは全てボランティア。ことしは和歌山や大阪、奈良など関西を中心に約110人が参加した。
競技は、保護者が補助として一緒に参加する年齢別の「サポートクラス」、自力でボードに立てる「ビギナークラス」、ターンができる「オープンクラス」、さまざまな技で波を乗り継げる「スペシャルクラス」と「ボディーボードクラス」の5クラス7種目で行われた。
サーフィンの大会は、ヒートと呼ばれるグループをつくり、制限時間内にどれだけ波に乗れるか、波に当て込む技術などで審査される。今回は4人1組のヒートで上位2人が次の試合に進出できるトーナメント方式。審査員はそれぞれ得点を出し、ヘッドジャッジが調整して点数を決める。
この日の海は静かで波が少なく、子どもでなければ波に乗るのは難しいようなコンディション。出場した子どもたちはボードを持って海へ出ると波を待ち、波が来るとパドリングで勢いをつけてボードに立ち、波に乗って技を決めた。
同連盟の梅本利樹会長(56)は「オリンピックの選手がこの中から出たら素晴らしいこと。そんな選手の生まれる環境づくりをして、地域と協力してスポーツ振興を図っていけたら」と話していた。