捨て猫ゼロ願って ポカラで緊急譲渡会
和歌山市の奥康子さんは、人と猫が共存できる社会を目指し、猫を保護し里親へ譲渡する活動に取り組んでおり、9月3日午前10時から午後1時まで、「緊急譲渡会」を奥さんが経営する同市十三番丁の「フラワーアートポカラ」で開く。
譲渡会は毎月第3日曜に同所で定期開催しているが、20匹を超える今春生まれの猫の里親が早く見つかることを願い、今回は追加で緊急の譲渡会を設ける。
猫は、動物愛護センターや商店街の保護活動などをきっかけに奥さんのもとへ預けられた。奥さんは4カ月近くまで成長すると順次、予防接種や不妊手術を受けさせている。
ことし7月末から8月にかけては、同市の七曲商店街周辺の野良猫を捕獲し、不妊手術を受けさせる活動を、同商店街の有志と動物病院の協力で行った。野良猫の捕獲は時間もかかり簡単ではないが、粘り強く取り組むことで「いたずらな繁殖は減っていくはずです」と奥さん。
「捨てられる命を放っておけない。里親や活動のご支援をいただけたら大変ありがたい」と協力を呼び掛けている。問い合わせは同店(℡073・436・7783)。