「安心の未来」を築くために 五つの政策テーマ対応に全力
衆議院選挙で素晴らしい結果をいただきました。皆さんのご期待に添えるようにしっかり頑張ってまいります。
さて、選挙では「『安心の未来』を築く」をテーマに、さまざまな課題への対応を訴えました。
①緊迫する国際情勢の中で「安心の未来」を築く!
東アジア、とくに中国と北朝鮮に関する情勢は大きく変わっています。とりわけ北朝鮮問題は喫緊の課題で、まずはアメリカをはじめ各国と連携して厳しく対処すべきこと、そして同時に自国を守るという強い意志を示すことが重要であり、そのための一つの手段が憲法改正です。戦後70年改正してこなかったことを考えれば、現在自民党で検討している安全保障に関わる、自衛隊の合憲性を明確にする案と緊急事態への対処を規定する案の内容だけでも十分に、日本の意志を示せると考えます。
②技術革新がもたらす第五の社会(Society5.0)で「安心の未来」を築く!
社会全般に大きな変化がもたらされるだけに、各々の分野でアンテナを高くして対応していただくとともに、この変化を経済成長につなげ人間中心の豊かでゆとりある社会を目指します。
とくに私たちの子どもや孫は、人工知能などが当たり前の時代を生きるだけに、その時に必要とされる能力を身に付ける教育が最も重要であり、また最近の研究では乳幼児期の教育の重要性が指摘されており、生活環境によらず誰もが十分な乳幼児教育を受けられる教育無償化が必要です。
③大震災や集中豪雨などに備え「安心の未来」を築く!
とくに雨の降り方が大きく変化し、もはや異常気象ではなく気候変動であり、いつどこで集中豪雨が発生してもおかしくない時代を迎え、それに備えた排水設備の充実や堤防の整備などが急務です。
偶然にも投票日に台風の直撃を受け、かつてなく各地で斜面崩落や道路陥没、そして床上・床下浸水が多数発生しました。後日、防災担当大臣や党災害対策特命委員会による被災地視察に同行し、菅官房長官に特命委員会メンバーとともに視察結果を踏まえた陳情を行ったところです。しっかり対策を講じていきます。
④人生100年時代が実感される中で「安心の未来」を築く!
政府に「人生100年時代構想会議」が設置され、全世代にわたり生き生きと暮らすための議論が予定されています。
10年前、座長を務めた「人生100年時代の人生設計PT」で提言を行い、党をあげて取り組む予定でしたが、福田内閣の総辞職とその後の混乱のため今日に至りました。10年遅れた感はありますが、かえって国民的な共感を得られる状況になっただけに、待ったなしの気持ちで取り組むべきと思います。さらに今回は、時代の大きな変革期であることを考えれば、若い人たちにとっても100年をどう生きるかは非常に重要であり、全世代にわたる議論が必要です。
⑤「地方創生」を進め「安心の未来」を築く!
地方の衰退は待ったなしの状況にあり、東京一極集中を是正するため国の機関や民間企業の地方移転、地方大学の充実、さらに今後の基幹インフラである次世代通信(5G)の整備など、党内で声を大にして主張しています。
また地方創生事業は5年計画の3年が過ぎました。さらに国や自治体だけではなく、住民の皆さんにも知恵やアイデアを出していただき、地域特性を活かした産業や観光などの振興を図ると同時に、革新的技術を活かした生産性向上や新産業の創出が重要です。
国・自治体・地域住民が力を合わせて、地域に就業の場を創出し、地域の活力を維持していくべき時を迎えています。