12月はPMでさらに充実 フェスタルーチェ
和歌山県和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで開催中のイルミネーションイベント「フェスタ・ルーチェ」は、1日からポルトヨーロッパの建物壁面を利用したプロジェクションマッピング(PM)が始まり、クリスマスに向けてさらに充実する。11月3日の開幕から1カ月を待たずに来場者は2万人を突破し、週末を中心にますます盛り上がりが期待される。
「フェスタ・ルーチェ」は「本当のクリスマスに出逢える場所」をテーマに掲げ、クリスマスの雰囲気に包まれるヨーロッパの街並みを表現している。観覧車やメリーゴーラウンドなどの遊園地ゾーンにもイルミネーションが施され、華やかで幻想的な雰囲気を演出している。
開催最初の週末が3連休と重なったこともあり、当初から入場者数は好調に推移。和歌山マリーナシティによると、天候や曜日にも左右されるが、週末の入場者数は徐々に増加しているという。先月には全国各地の優れたイルミネーションを表彰する「第5回イルミネーションアワード」で特別賞「新イルミネーション賞」を受賞した。
1日からは和歌山マリーナシティで初めてとなるPM「Voyage to find the light~光を探す航海~」が始まる。午後6時、7時、8時から約10分間の上映。光に彩られたヨーロッパの街に船で向かうストーリーが立体的に表現され、欧州風城郭の壮大な姿とともに楽しむことができる。
当初は11月限定としていた「キングコング」西野亮廣さんの絵本原画41作品を紹介するコーナー「えんとつ町のプペル 光る絵本展」も12月31日までの延長が決定しており、入場者のさらなる増加が予想される。
実行委員会の古澤良祐会長はPMについて、スケールの大きな動きが次々と飛び出すことを魅力に挙げ「子どもたちは不思議な体験をしている感覚になるのでは」と話し、「ゆっくりヨーロッパ風のクリスマスを楽しんでほしい」と呼び掛けている。