芸能生活30周年 2月に桂枝曾丸さん独演会
和歌山県和歌山市出身の落語家、桂枝曾丸さん(49)の独演会「わかやま芸品館~其の十七~」が、来年2月25日午後2時から同市伝法橋南ノ丁の市民会館小ホールで開かれる。芸能生活30周年を記念し、新作和歌山弁落語や古典落語を披露し、豪華ゲストも迎えての公演となる。
枝曾丸さんは昭和62年に五代目桂文枝に入門。平成10年に二代目桂枝曾丸を襲名し、和歌山弁落語や和歌山の偉人を題材にした新作落語を生み出し、演じている。青少年育成事業や人権保護活動にも積極的に取り組み、県知事表彰や同市文化奨励賞などを受賞している。
今回の独演会は、おなじみ「和歌山のおばちゃん」がスピリチュアルに目覚める新作和歌山弁落語や、師匠の五代目文枝が最後に演じた古典落語「高津の富」を口演する。ゲストには一門の桂きん枝さん、桂坊枝さん、桂阿か枝さん、太神楽曲芸師の豊来家玉之助さんも出演。
枝曾丸さんは「今回の和歌山弁落語はスピリチュアルなお話なので、明るい話題を提供できるように努めたい。一門が集う中での独演会。リラックスして良い落語を届けられたら」と話し、来場を呼び掛けている。
午後1時半開場。全席自由。チケット前売り2500円、当日2800円。市民会館、市内の各コミュニティセンター、和歌の浦アート・キューブ、ローソンチケットなどで取り扱っている。
問い合わせは同館(℡073・432・1212)。