働き方改革の推進へ 労働局と2行庫が協定
和歌山労働局(和歌山県和歌山市黒田、松淵厚樹局長)と㈱紀陽銀行(松岡靖之取締役頭取)、きのくに信用金庫(田谷節朗理事長)は21日、同局で「働き方改革にかかる包括連携協定」を締結した。同局が金融機関と協定を結ぶのは、県内で初めて。
同協定により労働局と金融機関が一体となり、労働者の良好な職場環境の実現、ワーク・ライフ・バランスの推進、雇用の促進や安定、同局の施策を幅広く広報することなど計6項目について密接に連携しながら実践し、県内の働き方改革を推進し、地域の活性化を図る。
締結式には松淵局長、松岡取締役頭取、田谷理事長が出席し、協定書にサインを交わした。松淵局長は、「県下で幅広いネットワークを持つ二つの金融機関との情報交換の質と量を高め、その知見を基に改革を推進していきたい」と意欲をみせた。
松岡取締役頭取は「平成27年から『ダイバーシティ推進室』を設立し、従業員一人ひとりの個性の尊重、活用を推進することで働き方改革に取り組んでいる。協定を機にさらに強く推進したい」、田谷理事長は「協定は1億総活躍社会実現に向けたチャレンジではないか。顧客向けのセミナーの中で働き方改革のテーマを盛り込むなどして、広報のお手伝いをしたい」
とそれぞれ、力を込めて話していた。