仁坂知事が4選出馬へ 自民県連に支援要請
12月に任期満了を迎える仁坂吉伸和歌山県知事(67)が、今秋に予定される知事選に4選を目指して立候補する意向を固め、自民党県連幹部に伝えていたことが分かった。
県連の幹部によると、今月初旬に仁坂知事が県連の事務所を訪れ、幹部に対して支援を要請したという。知事選には元参院議員で県連会長代行の大江康弘氏(64)が昨年11月に出馬の意思を表明。同党に公認を申請しており、保守分裂選挙となる可能性がある。
県連幹部はわかやま新報の取材に対し「難しい問題だ。すぐには(対応を)決められないのではないか」と話し、2月初旬に和歌山市内で開かれる県連の役員会で同党の県関係国会議員らと対応を協議する考えを示した。
仁坂知事は和歌山市出身。東大卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省し、経産省で大臣官房審議官や製造産業局次長を務めた。平成18年の知事選で初当選し、現在3期目。