雄大な自然を感じて MIKIさん絵画展

和歌山県和歌山市毛見の和歌山マリーナシティホテルエントランスロビーで16日から18日まで、同市の画家・MIKIさん(45)の絵画展が開かれる。かつて和歌浦からニュージーランドまでヨットで430日間の航海を果たし、海と空をテーマに描くMIKIさんは「絵を通して、たくさんの人に自分が体験した物語を伝えたい。大自然のエネルギーを感じ取ってもらえれば」と話している。

1997年にニュージーランドの冒険家夫妻と出会い、共に命懸けの過酷な旅へ。赤道を越えて東南アジアの国々を巡りながらの大航海は「私の人生を変えるような体験。ヨットの上では、自然の中で生かされているという感覚でした」。

その後は膨大な量のスケッチを基に、雄大な自然から受け取ったメッセージを油彩で表現し、各地で個展を開催。ニュージーランドや北海道で生活した後、2年前に毛見の浜の宮ビーチに面したアトリエ「OCEAN’S」を開設。先日、1年あまりのカナダ滞在から戻ったばかり。

MIKIさんは「私の絵を見て、ふと空を見上げたり、海を眺めたりすることが生活の一部になればうれしい。そんなふうに自然とつながることで、心も豊かになれるのではと思うんです」と話している。

展覧会では穏やかな海や朝焼けの空、クジラに遭遇したナイトウオッチングなどの他、浜の宮ビーチからの風景も含め、油彩画十数点を展示する。午前9時から午後6時まで。3月25、26日には大阪府岬町淡輪の淡輪ヨットハーバーでも展示。問い合わせはMIKIさん(℡080・3837・8572)。

アトリエで笑顔のMIKIさん

アトリエで笑顔のMIKIさん